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★第19回鎌倉歌壇さきがけ源実朝顕彰歌会
日 時:2024年12月2日〈月)12時から15時30分(開場11時30分)
会 場:鎌倉生涯学習センター・ホール(JR鎌倉駅東口徒歩3分)
第一部:講演 三枝 浩樹氏「さまざまな実朝」
第二部:歌会 選者 大下一真、木村雅子、三枝浩樹、津金規雄〈敬称略アイウエオ順)
表彰 選者賞(各選者2首づつ) 鎌倉同人会賞〈2首)
会場参加費 無料
投稿要綱 添付チラシを参照 投稿締切 2024年(令和6年)10月10日(木)
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☆2024年会員親睦バスツアーの報告 「岡本太郎美術館と旧白州邸「武相荘」を訪ねる」
白洲次郎・正子の生涯を通して愛した家、旧白洲邸「武相荘」と「岡本太郎記念美術館」の見学バスツアーは11月1日(金)会員とその友人など
38名の皆様の参加を得て行われました。
はじめに訪ねた「武相荘」はうっそうとした木々に囲まれる茅葺屋根の古民家です。
この日は幸運にも同所のオーナーでもある牧山様から直接
建物の歴史や白洲夫妻の当時の生活ぶりをお話いただいた後の見学となりました。
戦後、吉田茂の右腕として対GHQ交渉を行った次郎と正子の暮らした室内には歴史的な品々があふれ、又「かくれ里」をはじめ数々の名著を生んだ
正子の仕事場(書斎)の小ささがとても印象に残りました。
「岡本太郎美術館」では太郎の残した膨大な絵画、彫刻の爆発芸術に改めて圧倒されました。さらにその岡本作品に挑戦するかのように浅井裕介、
福田美蘭の2人の現代作家による意欲的な作品群にもふれることが出来ました。
例年より遅くなった昼食は「梅の花」で豆腐料理のフルコースをみな様懇親の輪を広げながら賞味しました。さらに往復のバス車内では、上級者
向けの「俳句」クイズとやや中級者向けに鎌倉桜「桐ケ谷」のクイズが行われ、満腹の眠気も許されないまま盛り上がっている間に鎌倉への到着と
なりました。
今回は近場のツアーとなりましたが、近い割に訪ねる機会の少ない場所を改めて見つけることたツアーとなったのではないかと思います。
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☆第28回鎌倉同人会講座 大仏様と愛の顕彰碑
第28回鎌倉同人会講座は2024年10月5日、鎌倉長谷の高徳院客殿にて「大仏様と愛の顕彰碑」と題して、高徳院前住職夫人佐藤美智子様に
講演をお願いし開催されました。当日は定員を超える56名の参加者となりました。
高徳院境内には、ジャヤワルダナ元スリランカ大統領の顕彰碑が建立されており、1951年サンフランシスコ講和会議での氏の演説によって戦後
日本の分割の空気が変わり、日本の戦後の独立と繁栄に大きく影響を与えた、と言われております。
その演説がなされた経緯について、又、佐藤様ご自身の戦争体験を、凛とした佇まいで明晰に語られるお話ぶりに、参加者一同傾聴し、1時間があっと
いう間に過ぎてしまいました。
ジャヤワルダナ元大統領は、サンフランシスコ講和会議に向かう途中、日本に立ち寄られ鎌倉来訪し、鈴木大拙師、高徳院佐藤密雄先々代住職と
懇談、大佛を参拝する人々も見て、日本は平和を望む仏教国である、との確信を持ち、日本の独立支持と賠償請求権放棄する旨の演説をされたので
した。
このような経緯を踏まえて、佐藤密雄先々代住職を中心に多くの賛同者を得て講和条約40年の1991年建立されました。
詳細はこちらを参照ください。
講師・佐藤美智子氏 顕彰碑 顕彰碑(裏面) 講座風景
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☆第27回鎌倉同人会講座 北条義時とその時代
第27回鎌倉同人会講座は2024年7月17日に鎌倉生涯学習センターで、「北条義時とその時代」と題して、講師に鎌倉歴史文化交流館学芸員の
山本みなみ氏を迎えて開催されました。当日の講座参加者は28名でした。
山本みなみ氏は、“北条義時は2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公で、承久の乱で皇室を討ち、院や天皇を配流し、そして、
源氏が三代で途絶えた後、将軍から政治の実権を奪った陰険な策謀家というマイナスのイメージも強いですが、源頼朝を支え、京都の朝廷までも
武力で打ち負かすことで、武家政権の基礎を固めたことも事実です。それに加えて、地方武士の家の次男から本格的な武家政権・鎌倉幕府を確立した
権力者だったのです”と語り、文献史学や考古学的な視点から、史跡北条氏邸址の発掘調査など最新の研究成果から、写真や古地図、古文書などを駆使
して、北条義時の実像に迫りました。
山本みなみ氏は北条義時の素顔について、「源頼朝との出会い」、「武家政権の中枢へ」、「執権政治確立への途」、「承久の乱での勝利」、
「死をめぐる謎と後の鎌倉」という流れで素顔にふれ、最後に、“心猛き人、冷静沈着、機敏な対処、真面目、有能な政治家と評し、源頼朝の妻政子の
権威を背景に政治実務に奔走しながら、姉弟の二人で、幕府瓦解の危機を乗り越えました”と言って締めくくりました。
その後、参加者からの質問に答えながら、二時間に及ぶ熱のこもった講演が終了しました。
講座の開始 講座風景 講師の山本さん
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☆令和6(2024)年度定時会員総会・懇親会の報告
令和6(2024)年度の定時会員総会は、6月2日(日)12時30分から、今回は鶴岡八幡宮・直会殿で開催しました。
当日は総会に先立ち、八幡宮の本宮にて理事長以下7名の理事が参加してお祓いを受け鎌倉同人会の発展を祈り正式参拝をしました。
西野大介常務理事の司会で開会し、冒頭、富岡幸一郎理事長から挨拶があり、次いで令和5年度の物故会員(小野克雄、鈴木あけみ、望月照彦の
各氏)を紹介し、全員で黙祷、引き続き新入会員(高橋万里子、富野良視、東郷敏宏、斎藤正明の各氏)を紹介し、高橋会員から挨拶がありました。
総会は、富岡理事長を議長に選出後、34名の出席、委任状を提出していた70名の会員と合わせ104名の参加があり、会員総数154名の過半数
を超えていたので、総会が成立していることを確認して始まりました。
議事録作成者に吉田可重理事を指名して、議事録署名人として本多順子、松田憲司の両理事を選び、議事に入りました。
第1号議案の令和5年度事業報告について、齋藤俊英常務理事から同人会講座3回、映画会、歌会、俳句会、桜植樹などの諸行事を行った旨の説明
がありました。これを受けて、
第2号議案の令和5年度決算報告について岩崎眞理子理事から収支の報告があり、さらに大西久子監事から
第3号議案の令和5年度の監査報告があり、3議案が承認されました。続いて、齋藤常務理事より
第4号議案令和6年度事業計画の説明および、岩崎理事から
第5号議案令和6年度予算の説明があり、それぞれ承認されました。
第6号議案については、来年2025年に迎える「創立110周年記念事業」について西野常務理事より現在、実行委員会で企画中の記念講演会、
デジタル仕様の『鎌倉同人会110年史』・ヤング層の掘り起こしと鎌倉のイメージアップを図る映像コンテスト・石碑の建立などの説明がありました。
第7号議案は欠員理事の補充として同人会の諸活動に積極的にかかわり支えている桑名淳二氏を選任しました。最後に第8号議案として定款の改正及
び会費規定の制定について齋藤常務理事より説明があり、従来の「会員」を「個人会員」と「法人会員」に分け、会費規定を制定し、会員別の会費を
定め、会費納入方法も従来の郵便局振り込みの他、クレジットやコンビニ決済なども可能にしました。また会費未納による退会については自動的でな
く理事会決議を加える旨説明がありました。予定議事が全て可決され終了した後、議長を解任し、13時過ぎに総会は終了しました。
総会の決議事案はこちらを参照ください。
総会場風景 議事進行 理事長、副理事長、常務理事
新入会員の高橋氏 会計報告の岩崎理事 監査報告の大西氏 新理事の桑名淳二氏 西野常務理事
総会後に、恒例の懇親会が開かれました。当日出席された最高齢の酒井会員の乾杯の音頭で始まり、参加した会員が一人ずつそれぞれの近況を語り、
互礼会以来の顔合わせともあって、新緑に囲まれた会場で和やかな懇談となりました。
懇親会終了後、有志会員が鎌倉駅西口広場へ移動し、鎌倉同人会が建立に関わったウォーナー博士の碑前で、恒例の献花と浄光明寺・大三輪住職の
読経を始めたところ、晴れていた天候がにわかに雨に変る中、博士の功績を偲びました。
酒井会員の乾杯 鎌倉駅西口広場のウオーナー博士の碑前
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★第26回鎌倉同人会講座 大河ドラマ「光る君へ」を楽しく観るために ー『源氏物語』から読み取る紫式部の才能ー報告
第26回鎌倉同人会講座は「『源氏物語』から読み取る紫式部の才能」(大河ドラマ「光る君へ」を楽しく見るために)と題して、2024年
5月25日に、鎌倉市生涯学習センターで、講師に古典研究家の大澤寛氏をお迎えして開催され、参加者は45名でした。
大澤寛氏は日本文学古典研究家として、ご活躍されていて、現在も鎌倉婦人子供会館での4つの講座のほか、銀の鈴社主催の「かまくら学府連続
講座」を開催しています。
今回の講座は「紫式部と『源氏物語』」というテーマで、2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」からいくつかの場面を切り取り、『源氏物語』
と対比しながら、紫式部の生い立ちから、紫式部の周辺の人間関係などを紹介し、併せて、平安時代の「ひらがな(おんなで=女手)の発達」と
「女流文学者の誕生」という文化やその時代の「女性の生き方」という風習まで、具体的な例で分かりやすく説明してくださいました。
大澤寛講師 司会者 会場風景
詳細はこちらを参照。
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★令和6年春の映画会開催報告
鎌倉同人会の「春の映画会」は、4月12日(金)、鎌倉芸術館・小ホールで、山田洋次監督の、吉永小百合と大泉洋主演の『こんにちは母さん』
を上映しました。トークは、山田洋次監督と北山雅康さんでした。
会場の鎌倉芸術館 山田洋二監督と北山さん 旧松竹大船撮影所の映像の前でトーク 場内風景
詳細は、こちらを参照ください。 当日の動画映像はこちらを参照ください。 |
★第25回鎌倉同人会講座 鎌倉の美しい里山を次世代にー北鎌倉湧水ネットワークの活動ー 報告
第25回鎌倉同人会講座は「鎌倉の美しい里山を次世代に」(六国見山に刻んだ22年間の記録)と題して、2023年3月19日に、鎌倉市
生涯学習センターで、講師に北鎌倉湧水ネットワーク代表野口稔氏を迎えて開催され、参加者は20名でした。
野口稔氏は六国見山の森を水源とするこんこんと湧き出る井戸水を使って地ビール「北鎌倉の恵み」を誕生させるために、2000年10月に
北鎌倉湧水ネットワークを立ち上げました。その後、2011年1月からは六国見山の里山再生活動に取り組み始めました。 その活動は当初の湧
水の有効活用というレベルから、湧水を育む六国見山の森の保水の維持と水質の向上を視野に入れた「水の循環」に直接関わる話へと質的に変化し
ていったのです。そして、野口稔氏は鎌倉の典型的な里山である六国見山を拠点とした自然環境・景観保全、街づくり、団塊世代の地域デビュー
支援、里山再生活動に取り組んできた22年間にわたる多彩な活動記録を『里山再生は究極のSDGs』として出版しました。
講演では、その活動と次世代へのバトンタッチについて、「失われてゆく記憶ではなく、後世にしっかりとした記録として残したい」と強い信念
を語り、最後に、「六国見山を神奈川県きってのヤマザクラの名所に」と言って締めくくりました。
野口 稔氏 会場風景
詳細はこちらを参照ください。 |
★第76回実朝忌俳句大会奉告祭
鎌倉同人会主催の第76回実朝忌俳句大会は令和6年3月3日(日)に鶴岡八幡宮の白幡神社で、投句された俳句を奉納する奉告祭が実施され
ました。当日句会はおこないませんでしたが、応募投句は全国から五〇四句ありました。北は北海道から南は九州まで幅広い参加があり、当大会が
全国の俳句愛好家に親しまれる行事になっていることがわかります。
なお、4人の選者の先生によるご選の結果(主要入賞句)
実朝賞 芽起しの雨の光や実朝忌 横浜市 鈴木基之さん
神奈川県知事賞 海鳴りのふくらんでくる実朝忌 厚木市 北村純一さん
鎌倉市長賞 歳晩や一時帰宅の母眠る 大阪氏 瀬野 浩さん
が選ばれました。 次回の第77回実朝忌俳句大会も、当日句会は行わず、応募投句だけとなります。今年の入賞句はこちらを参照ください。
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★鎌倉桜「桐ケ谷」を鎌倉市内の小学校2校に植樹 今年で合計15か所になります。
鎌倉同人会の創立100周年記念事業で鎌倉の文化発信の一つとして2016年より毎年続けている鎌倉桜「桐ケ谷」の植樹は昨年までで、
市内13か所になりました。学校への植樹は、第二中学校、第一中学校、御成小学校に続き、今年も2月19日(月)に、鎌倉同人会の大下一真
副理事長他5人のメンバーが立ち合い、市内の小学校2校に植樹しました。
生憎朝から雨模様の寒い日でしたが、事前に瑞泉寺の植木職人二人の手によって、花芽も見える150~180cmほどの丈の桜の苗木が、
添え木にする竹と共に養生および下準備がなされていました。 先ず由比ヶ浜にある鎌倉市立第一小学校に植樹しました。1月の事前打合せに
渋谷歩校長を訪ねたところ、校長室の壁に掲げてある歴代校長の額のなかに第2代校長として109年前の鎌倉同人会創立時の発起人の一人・
相沢善三を見つけ、改めて繋がりを感じました。 当日の植樹場所は体育館へ向かう西側のスペースで、卒業生たちの記念植樹や花壇もある緑
の多い自然園と呼ばれる場所でした。ときおり江ノ電の走る音も聞こえる中で、渋谷歩校長も大下副理事長と一緒に力強くスコップを握りました。
その後、場所を移動して二階堂の鎌倉市立第二小学校に向かいました。ここでは校舎前のグランドの東側のジャングルジムの側で教室の窓から
良く見える絶好の場所に植えました。こちらも同様に途中から雨が強く降る中、当日の参加者や会員の子供たちが第二小学校にお世話になったなど
と話が弾み、傘を差しながら梶井真砂美校長と会員が共に思いを込めて植樹しました。詳細はこちらを参照ください。
来年は鎌倉同人会創立110周年になりますが、今後も桐ケ谷桜の植樹は続きます。
鎌倉市立第1小学校植樹 鎌倉市立第2小学校植樹 |
★令和6(2024)年 新年互例会の報告
新年互礼会は、1月28日、由比ヶ浜の「KKRわかみや」に52名の会員が集まり、和やかな互礼会となりました。
会は浜田淑子理事の司会で開演。最初の富岡幸一郎理事長の挨拶では、来年が同人会設立110年であると共に、奇しくも
昭和100年に当たるとの挨拶の後、恒例の新春卓話になりました。
新春卓話は、女優でエッセイストの星野知子さんによる「今、鎌倉の風に吹かれて」と題したもので、ご本人の略歴や鎌
倉に住まいを構えた経緯、生誕地である長岡との差違、女優業と比べた著述業の面白さ、鎌倉の歴史に関しては頼朝の愛馬
の休息所であった御馬冷場や江ノ島の紹介など、幅広く興味深い内容を堪能させて頂きました。
卓話のあとは、同人会員の最高齢者である酒井伴美氏の乾杯の発声で一同盃を挙げ懇親会が始まり、2024年の門出を祝いました。
その後、新入会員4名(上条敦子、杉浦和枝、東郷俊宏、冨野良視の各氏)の自己紹介があり、会員の交換の場となりました。
なお、会員である衆参国会議員3名、市議会議員の出席もあり、一言ずつのご挨拶を頂きました。
最後は、大下一真副理事長の能登地震等に関連した挨拶で盛会だった互礼会が、お開きとなりました。
富岡理事長挨拶 酒井伴美氏の乾杯 星野知子氏 新入会員紹介
詳細はこちらを参照ください。 |